これは、私にしては珍しく読んだビジネス書に
ある企業の社長の言葉として紹介されているものです。
さらに続きます。
「たとえば、つくったものが売れないと嘆きます。
しかし、それは、消費者が欲しがるものを
作れなかった(つくらなかった)自分が悪いのです。」
と続きます。
まだ続きますがここでは省きましょう。
自分のことを棚に上げ、人を、社会を、制度を悪く言い、
責任をなすりつける人、けっこういますよね。
さらに、それで喧嘩を売るような人もいます。
「そうでなく、なぜ売れないのか、なぜお金を貸してくれないのか、
先にそれを考えるべきでしょうね。では、どうすれば、
その局面を打開できるのでしょうか。
そこを考えていかなければならないのです。」
まさにそうではないでしょうか。
嘆いて、人に責任を転嫁し、罵っても何も解決できません。
一生懸命やっているのに理解されないと嘆く人もいます。
理解しない相手が悪いと。
でも、理解されないようなことをしているのは誰でしょう。
自分なりに一生懸命ことを為せばよいというものでもないでしょう。
世の中のたいていのことは相手がいて成り立っています。
一歩下がって、相手の立場を考え、心を読み、掴んでいかねば
ことはうまく進まず、自分の立ち位置も危うくしかねません。
相手を見ること、観察することが大切ではないでしょうか。
相手の考えに合わせることも必要です。
そして、お互いに気持ちよく先へ進みましょうよ。
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