そんなことを言われても、
私は絶対おじいちゃんにはなれません。
なりたくもないです。
では、おばあちゃんになれるのか?
それもダメです。
せめて見かけだけでも…ともちろん思っておりますが、
少し難しそう。
ひとりでは決めることができません。
やはり責任というもがあります。
このまま生きていくことになるのでしょうか。
シーメイルなからだ。
中途半端なからだで…。
まだ当分はいいでしょう。
しかし、からだが不自由になったとき、
頭がだらしなくなったとき、
どうすればいいのでしょう。
家族では手に負えなくなれば、
当然ながら他人の世話になる訳です。
他人に託す家族の思い。
また、人に世話をしてもらわなければならない自分の思い。
誠意を持って携わっていただけるでしょうか。
中途半端な私。
からだも戸籍も女性であれば、
法令上も女性の扱いとなるでしょう。
間違いなく。
では、からだが半端もの、戸籍は男性だったら?
ただただ、
良心的に、女性として扱っていただけることを願うばかりです。
でも、扱いに苦慮しますよね。
変なものがついてるし…。
最悪、性的な揶揄の対象になる屈辱、恥辱は耐え難いです。
そんな思い、
あるいはそんな思いをする可能性が考えられるのに、
とても、おばあちゃんを目指す気になれません。
やはり、どこかで、まだ自分で動けるうちに
終止符を打つしかないでしょう。
そんなときのために、土に帰る場所、
最後の瞬間までファンタジーをもてる場所を
見つけておかねばならないでしょう。
私は山の人間です。
若い頃、山窩にあこがれたものです。
最後は山の土になり、
前にも書きましたが、ほかの生命が生きるのに
役立てればと思います。
だから、山で最後の場所を見つけたいのです。
そんなことすらファンタジーだと言われそうですが、
ファンタジーの世界、
そのくらいの逃げ場があってもいいでしょう。
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