金曜日の夕方から山に出かけました。
前夜発は久しぶり、今年ははじめてかも知れません。

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その夜は、月が冴え冴えと美しく、
それでいて星々も輝いていました。
さすがに山の空気。
いいです。

そして、山で迎える朝。
とても気持ちがよい朝です。

睡眠の浅くなる夜明け。
鳥のさえずりが始まったら合図です。
起きだして、出発の準備をします。

まだ、明け切らぬうちに歩き出す。
山の朝、いちばん素敵な時間です。

そんな朝、今日登る山が姿を見せてくれました。



峨々とし切り立った山容。
一帯どこからどんなルートであの頂まで上がるのでしょう。
さらに、本当に縦走できるのでしょうか。

たとえ地図にルートが示されていようとも
自分の足で歩くまでは不安です。

２時間も歩いたころでしょうか。
いよいよ鎖場が出てきました。



これ、上から見下ろしたところです。
垂れている鎖を頼りに、
本当はあまり頼らず上まで登ってきました。

シモツケやウイキョウの花が心なごませます。

こんな鎖場が延々と続き、どうやら稜線に登り上げます。



稜線は細く、道を踏み外すと数十ｍも落ちようかと言うところばかり。

高度感がとても刺激的で楽しいです。

そんな稜線まで２時間半の登り。
細い稜線の縦走が５時間。
下りが１時間半。

久々に歩きました。

一夜明けた今日、全身の関節と筋肉が悲鳴を上げています。
明日には少しは治まるのでしょうか、
それともさらに増したりして…
どうしましょう。


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