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本書は、著者が昔ニューギニアでされた質問に答える形で始まります。

「欧米人たちはさまざまな物資を作りだしてニューギニアに持ってきたが、ニューギニア人たちはそうした物資を何も作りださなかった。その差はどこから生まれたのか」


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私も以前パプアニューギニアへ行ったことがあります。
首都ポートモレスビーの博物館で観たその国の歴史は、
長い石器時代の解説の次ぎにいきなり第二次世界大戦が
くるものでした。

正直驚きましたし、
どうしてこういつまでも石器時代であったのだろう?
って。
当時はその理由について深く考えることもしませんでしたが、
本書はその私の疑問にも解答をくれました。

1万数千年前、
それぞれの大陸で同じように生活していた人たちなのに、
どうしてこのような差がついたのでしょうか。
その疑問に本書は答えを提示します。

たまたま、そこに栽培しやすい植物が種多くあり、
家畜化しやすい動物が何種類もいたこと。
そして、大陸に広がりが東西方向であったこと。

そうしたことが鉄を生み出し、
家畜から伝染した病原菌への抵抗力を生み、
やがて銃を作りだします。

それらを持って、
たまたま恵まれていなかったサハラ以南のアフリカへ、
あるいは南北アメリカ大陸へ進出します。

征服には鉄や銃の役割も欠かせませんが、
家畜由来の病原菌の果たした役割はとても大きいものだったようです。
征服側が持ち込んだ病気により、数多くの先住民が亡くなったようです。
そのことがさらに劣勢に追い打ちをかけたのでしょう。

上下2冊の大書で、しかも決して軽くない内容ですが、
飽きることなく読ませてくれました。

環境がある人の人生を大きく左右することはままあることですが、
人類の歴史においても大きな役割を果たしたのですね。


今、私が思うパプアニューギニア。

思春期前の子どもは、
男の子も女の子も目が大きくとても闊達そうでかわいらしいのです。

それが成人すると、女性はわりあいそのままの雰囲気で
目鼻立ちがはっきりし、体つきもとても大きいっていう
感じではないのです。
それはもちろんどこの世界にもがっちりしたオバサンはいますけど。

それに比べ男性は、
顔つきも骨格もがっしりして、とてもごつい感じになります。
目つきも鋭い人が多く、小柄な私はますます萎縮してしまいます。
なんであのかわいかった男の子がこうなるのよっていう感じです。

あの国にもGIDはいるのでしょうか。
男女の体格差、ごつさ加減を思い出すと、
かなりつらい生活を強いられていることでしょう。

それ以前に日々の生活も思うに任せない人が多い中、
GIDだなんて発想もなく、たとえ違和感を持っていても、
毎日生きることがやっとの人が多いでしょう。

そうしてみると、私たちは恵まれているのか、それとも不幸なのか…。
これも自分では選ぶことができない生まれた環境でしょうか。

   
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休みのたびに山歩きしています。深い森に住むニンフになれるかな。森から森へすべるように歩き回れるそんなニンフがいいな。黒紫が似合い、美しく、森へ入り込んだ人を惑わすようなそんなニンフになりたいって思います。


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