数年前に、GIDであると診断がつき、今に至る訳です。

そのまえ、子どものころから数十年の長きにわたり、
自分自身の性のありよう、
性指向であったり、性自認であったり、
自分がどんな人間になりたいか、どんな人間でありたいか、
すなわち、明確に肉体的には男性であるけど、
女性になりたいと言う思いなどなど、
また、そういったことが表出しないように
常に自制しなければならないこと、
そして、隠れて好きに振る舞うときは
露呈しないかという恐れにおののき、生きてきました。
今考えると、辛く、またある意味ばかばかしいことでもありました。
ただその頃、GIDなんて言う概念は一般には知られておらず、
何ものかわからない私は、
自分でも、またおそらく他人に知れたときも
「変態」
と言うくくりであったと思います。
それ以外に何があろうというのでしょう。
確かに芸能界にはGIDと思われる人、
また今で言うニューハーフのような人もいましたし、
今古い資料をみれば、
都会ではそういう人たちと接する機会もあったようです。
しかし、私の育ったような地方都市ではまったくありえませんでした。
そういったことは過去のことでもあり、
思い悩んだことも
ある程度はプラスに考えることもできるようになった今、
そして、GIDというある種の枠組みに収まった今、
決してマイナスではなかった。
私の人生、また考え方、価値観に様々な影響を与え、
成長を促してきたのかなって思えます。
もちろんプラスだけではありませんが、
おかげさまでいろいろ経験できたかなって。
思い悩んだ分、そういったことの必要なかった人に比べ、
生き方、性のあり方、人と人との関係、差別、社会との関係性などなど
いろいろと考える機会が多かったと感じます。
今現在どういう考え方をしているか、そのことはここでは触れませんが、
当たり前のように
男性のからだに男性のこころ、そして無意識に女性に向く性衝動、
と言う図式を持っていたなら考えもしなかったことを思い悩み、
考えたことは確かだと思います。
もちろんそういうフツウの方が何も悩まなかったとは言いません。
それなりに性のこと、日常の様々なことに悩みや思いがあり、
考えてきたことでしょう。
しかし、その当たり前の前提がなかった故に
考えの幅が広がり、
また他人の考えに対する許容範囲も広がったように感じます。
そのことはそうでなかった私に比べ、
私自身を豊かにし、成長させたに違いありません。
そう考えると、GIDであったことにも、
いいことがあったじゃん!
って思えます。

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そのまえ、子どものころから数十年の長きにわたり、
自分自身の性のありよう、
性指向であったり、性自認であったり、
自分がどんな人間になりたいか、どんな人間でありたいか、
すなわち、明確に肉体的には男性であるけど、
女性になりたいと言う思いなどなど、
また、そういったことが表出しないように
常に自制しなければならないこと、
そして、隠れて好きに振る舞うときは
露呈しないかという恐れにおののき、生きてきました。
今考えると、辛く、またある意味ばかばかしいことでもありました。
ただその頃、GIDなんて言う概念は一般には知られておらず、
何ものかわからない私は、
自分でも、またおそらく他人に知れたときも
「変態」
と言うくくりであったと思います。
それ以外に何があろうというのでしょう。
確かに芸能界にはGIDと思われる人、
また今で言うニューハーフのような人もいましたし、
今古い資料をみれば、
都会ではそういう人たちと接する機会もあったようです。
しかし、私の育ったような地方都市ではまったくありえませんでした。
そういったことは過去のことでもあり、
思い悩んだことも
ある程度はプラスに考えることもできるようになった今、
そして、GIDというある種の枠組みに収まった今、
決してマイナスではなかった。
私の人生、また考え方、価値観に様々な影響を与え、
成長を促してきたのかなって思えます。
もちろんプラスだけではありませんが、
おかげさまでいろいろ経験できたかなって。
思い悩んだ分、そういったことの必要なかった人に比べ、
生き方、性のあり方、人と人との関係、差別、社会との関係性などなど
いろいろと考える機会が多かったと感じます。
今現在どういう考え方をしているか、そのことはここでは触れませんが、
当たり前のように
男性のからだに男性のこころ、そして無意識に女性に向く性衝動、
と言う図式を持っていたなら考えもしなかったことを思い悩み、
考えたことは確かだと思います。
もちろんそういうフツウの方が何も悩まなかったとは言いません。
それなりに性のこと、日常の様々なことに悩みや思いがあり、
考えてきたことでしょう。
しかし、その当たり前の前提がなかった故に
考えの幅が広がり、
また他人の考えに対する許容範囲も広がったように感じます。
そのことはそうでなかった私に比べ、
私自身を豊かにし、成長させたに違いありません。
そう考えると、GIDであったことにも、
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