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姫野カオルコ著

  110213本 (2)c50

四人の女性を中心とした物語。
気怠く、ほのかで抑えめの艶がリレーのように四編。

それらの雰囲気、私は好きだなぁ。



「湿度のない部分が、湿度に濡れるのは、気持ちが悪い。でも、そうしてくれている感謝に、そうしてくれるなとは言えなかった。」


乾いている部分がしっとりすること、
濡れていない箇所を濡らされること、
そういったことは人によっては、
とても素敵で気持ちのよいことかも知れない。

私はこの主人公のようにどちらかというと気持ち悪く感じる。
何か、望まない粘性を相手との間に作ってしまったようで。

ちょうど、納豆をきれいに食べられず、
口のまわりが粘るような不快感を感じてしまう。

もちろん、受ける私の問題だけではなく、
誰から受けるかと言うことも大切な要素だろう。

だけども、相手が好意でそうしてくれていることを感じると、
その好意を受け入れなくてはいけないと思ってしまう。

そう、感謝しなくちゃいけないって。

感謝することを、してくれるなとはまさしく言える訳がない。

だから、昨日も今日も明日も、
そんなことはして欲しくない、望んでいない行為・好意・厚意を
感謝して、そして嫌悪感を感じながら受け入れる。

そして、私は糸を引くような粘性に囚われる。

囚われられたことに感謝して、受け入れ、
気持ちの悪いことも
終いにはよろこびにかわってしまったりするのだろう。

   
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休みのたびに山歩きしています。深い森に住むニンフになれるかな。森から森へすべるように歩き回れるそんなニンフがいいな。黒紫が似合い、美しく、森へ入り込んだ人を惑わすようなそんなニンフになりたいって思います。


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