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もう一つ、セクシュアリティの多様性と排除から。

第5章 トランスジェンダーをめぐる疎外・差異化・差別で
三橋順子氏がこんなことを言っています。

「ある民族集団から悪人が出たからといって、その民族が悪人集団のように言い立てるのは、常套的な差別の手口だ」

「社会的に差別されている者が、より少数の社会的に弱い立場の者を差別する『差別の再生産』、あるいは性的マイノリティの中における『内部差別』という現象だ。」

「おそらく差別しなければ自己を保てないのだろう。他者を否定しなければ自己存続、自己確立ができなというのは、かなり深刻な社会的不適応だと思う。素人考えだが、性自認と身体の不一致の問題よりもずっと深いところになにか大きな病根があるのではないだろうか。」

これらはわたしが日ごろ考えていることと同様な箇所を抜き出したもので、
三橋氏の考え、言わんとしていることの本筋ではないかも知れません。

  イヌセンボンタケ051012 (9)80


人間はとかく弱いものです。
誰しもが自分より弱い立場の人々、あるいは少数者を
差別、見下そうという傾向を持つことでしょう。

そういったことにより、弱い自分をなんとか保とうとしているようです。

でも、感情は感情として片隅に追いやり、
理性的に、理論的に考えて欲しいと思います。

そう一人がすべてを代表するのではないことくらい
誰もがわかっていることでしょう。
それでも、声高に何度となく主張されると、
そんなものかと思いこむようになります。
恐ろしいことです。
そうして外部に「悪人集団」をでっち上げることにより、
あなた方は違うでしょう、「悪人集団」ではないでしょうとおだて、
管理しやすく、さらに管理を強化するのです。

しかしながら、「悪人集団」と位置づけた人々だって黙ってはいません。
ある程度の勢力があり、まとまられたら、為政者も恐れを感じます。

そのため、「差別の再生産」あるいは「内部差別」が必要になるのです。
人々の感情を刺激しつつ、でっち上げた「悪人集団」を固定化し、
力を持たないようにするため、差別の再生産を仕組むのです。

そんな手口にのって、先棒を担ぐのが他者を否定しなければ
自分が保てないような人々でしょう。

「悪人集団」なんてたいていは少数者です。
為政者の思うがままにその少数者で内部差別をしても仕方ないでしょう。
何かを動かそうと思えば、
小異に目をつぶり、ともに行動するしかないのです。

また、自分だって多くの人々差別感を感じる視線を向けられ
少なからず嫌な思いをしているはずです。
嫌な思いをしたからと言って他者に同じ思いを味合わせる権利はありません。
自分が嫌だったのなら、他者に同じ思いをさせないような配慮が
必要ではないでしょうか。

心の中にある差別意識、差異化を否定するものではありません。
少しだけ自分の心の中にそういったマイナスの意識を押さえ込み、
「悪人集団」はまとまることが大切なように考えます。

そうでなければいつまでたっても住み易い世の中、社会にはならないでしょう。

   
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休みのたびに山歩きしています。深い森に住むニンフになれるかな。森から森へすべるように歩き回れるそんなニンフがいいな。黒紫が似合い、美しく、森へ入り込んだ人を惑わすようなそんなニンフになりたいって思います。


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