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ヴァージニア・ウルフ著  杉山洋子訳
世界幻想文学大系 第39巻 1983.11刊  国書刊行会

110426本 (3)40

すでに古本屋さんの世界の本です。
いつ、どのように手に入れたか覚えていませんが、
もうかなり前にわたしの手元に来て、何度か読んでいる本です。

おそらく発刊当時、すでにマニアックな本で、
そんなに多くは世に出なかったことと思います。

わたしが手に入れたのは、もちろん、

「オーランドーは女になった---これは否定すべくもない。
…中略…
ここでは簡単明瞭な事実だけを記せば十分。
すなわちオーランドーは三十歳までは男だった、
三十歳で女になり、以来ずっと女だ、と。」

この104ページの一段落によるものです。



オーランドーというイギリス大貴族の伝記のかたちを取っています。
確かにオーランドーが架空の人物であるとは言え、
少年期から36歳までの伝記です。

途中、30歳にして性転換をしています。

ただ、オーランドーを取り巻く世界では360年の時が流れていて、
その中でオーランドーは自然に成熟し、女性になっていくのです。

両性具有という書き方で紹介している例もありますが、
正確にはそうではありません。
30歳の時(本当は何歳だったんだろう?)に
7日間(本当は何日間だったんだろう?)眠り、
目が覚めたら女性になっていたのです。

女性になったばかりのころこそ、男装して出かけたりしてましたが、
のちには男性と恋に落ち、子どもも産んでいます。

何とも不思議な話ですが、だからこそ幻想文学に連なったのでしょうね。

なかなか手に入らないと思いますが、
機会があったら、読んでみてください。

   
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休みのたびに山歩きしています。深い森に住むニンフになれるかな。森から森へすべるように歩き回れるそんなニンフがいいな。黒紫が似合い、美しく、森へ入り込んだ人を惑わすようなそんなニンフになりたいって思います。


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