切り落としたいくろ・むら・さき

死をもって脅迫するのは簡単です。

いいえ、ナイフを振りかざして
あなたを傷つけようというのではありません。
刃先をわたし自身に向けて、あなたを脅すのです。

切り落としたい！

って。

何日も何週間も何ヶ月も鬱々し、
そのあげく死をちらつかせながら自傷に及ぶ。
もちろんそのくらいのことはできると思ってますし、
それはある意味近道のように思えます。

でも、刃先をあなたに向けようが、わたしに向けようが
脅迫していることにはかわりはないでしょう。

それは、暴力的でとても卑怯なやり方のように
わたしには思えます。

だから、毎日屈託なく、のほほんと明るく、
あなたの分まで明るく振る舞い、
いつかわかってくれる日の来るのを待っています。

でもね、限界かなって思うこともありますよ。

ナイフを持とうかと。

いいえ、その前に気分のまま鬱々しましょうか、
暗く、壁を向き、無気力に…なりましょうか。

あなたとわたしはともに生きてきた時間は長くとも
別の人間、別の人格、価値観も神も違います。
あなたの神をわたしに押しつけないで欲しい。
わたしは神なんて信じないし、
願っていることをかなえようとする行動を止められる理由はありません。

わたしは耐えることに喜びを見出すことはできません。
行動したいのです。
待つの苦手です。
後悔するのなら、行動して、失敗して、後悔する方がよいです。

今まで、何もせずに後味の悪い何度後悔したことか。

攻勢に転じて無理矢理勝ち取る方がよいのでしょうか。

それをするときっと、あなたが壊れる。