山の夜明けは美しいです。

この日の出前のときが好き。
ここは森の入り口の草原。
東の空が赤く染まり出しました。
もう、灯火がなくとも歩き回ることができます。
それでも、森にはいるとまだ暗い。

それでも、小鳥がさえずり、空気が動き出しています。
少し経つと目が慣れ、足元が見えるようになります。
もうどこでも歩けます。
しばらく古い道を辿ると、
周囲は明るくなってきます。

それにつれ、小鳥の声もにぎやかになります。
この時間、明るくなっていくこのときが大好き。
どんどんと森の奥に分け入ります。
そのうち気がつくと、すっかり周囲は明るくなっています。

枯木の根、大きな岩に囲まれた暗みに
スポットライトを浴びたようにきのこがたたずんでいます。

とても美味しいきのこ。
でもこの朝は、そのかわいい姿に魅せられて、
手を伸ばさずに眺めます。
やがて、大きな木々でできた森はつき、
ハイマツの森になります。

ハイマツにもぐり込むようにすると、
大きな森と同じように、森のお友だちが暮らしています。
小さな動物、小鳥、きのこ…。
彼らも眼の高さを揃えると、いろいろなことを話しかけてきます。
そう、湖にも行きました。

この湖は人の行き交う道から近いの多くの人が訪れています。
人の世界。
森の仲間たちは息を潜めてまた暗くなるのを待ちます。
そんな一日でした。

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この日の出前のときが好き。
ここは森の入り口の草原。
東の空が赤く染まり出しました。
もう、灯火がなくとも歩き回ることができます。
それでも、森にはいるとまだ暗い。

それでも、小鳥がさえずり、空気が動き出しています。
少し経つと目が慣れ、足元が見えるようになります。
もうどこでも歩けます。
しばらく古い道を辿ると、
周囲は明るくなってきます。

それにつれ、小鳥の声もにぎやかになります。
この時間、明るくなっていくこのときが大好き。
どんどんと森の奥に分け入ります。
そのうち気がつくと、すっかり周囲は明るくなっています。

枯木の根、大きな岩に囲まれた暗みに
スポットライトを浴びたようにきのこがたたずんでいます。

とても美味しいきのこ。
でもこの朝は、そのかわいい姿に魅せられて、
手を伸ばさずに眺めます。
やがて、大きな木々でできた森はつき、
ハイマツの森になります。

ハイマツにもぐり込むようにすると、
大きな森と同じように、森のお友だちが暮らしています。
小さな動物、小鳥、きのこ…。
彼らも眼の高さを揃えると、いろいろなことを話しかけてきます。
そう、湖にも行きました。

この湖は人の行き交う道から近いの多くの人が訪れています。
人の世界。
森の仲間たちは息を潜めてまた暗くなるのを待ちます。
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