諦念くろ・むら・さき

急に暑くなりましたね。
季節の変わり目に弱いわたしは不調、鬱々です。

もうずいぶんと生き続け、醜態を曝し続けているわけですが、
もう限界に近いと感じています。
これ以上生き続けても、好転する見通しもなく、
ますます、年とともに醜さが増していくでしょう。

家族はじめ、周囲の人々に迷惑をかけ続けていくのがせいぜいです。

ここ数年は諦念のうちに生きてきました。
死にたいわけでもなく、生きたいわけでもなく、
日々、やり過ごしているだけでしょうか。

日ごろ抑え込んでいる気持ちが、
季節の変わり目など、何かの拍子に表出します。

だいたい死に方も難しいですよね。
わたしは死んでしまうのですから、
ぐちゃぐちゃになろうがどろどろになろうがかまわないし、
どちらかと言えば、直前に迷いが出て中途半端に終わるよりも、
きっちり原形をとどめないほどに片が付いた方がよほどよいでしょう。

しかし、生きていても迷惑ばかりかけるとは言え、
死ぬことにより、
経済的にも迷惑をかけることは避けなければなりません。
鉄道自殺なんてもってのほかですし、
先日、フェリーからいなくなり、
おそらくは自死だろうと言うこと事件もしましたが、
巡視船まで出て、コストをかけさせるのは望みません。

ひっそり、静かに、それでいて早めの発見、
これがよいと思っていますが…。

といっても自死する気があるわけではなく、
自然にやってくるそんな機会を窺っているだけです。

そんなところにも諦念が現れていると思います。

わたしは何を望んでいるのでしょう。
何をしたいのでしょう。

そう、しばらく何もしたくない心持ちです。
死ぬことも、生きることもしたくない…。

結局、どんなにうまく化けて、
ありとあらゆる書類、公文書を書き換えたところで、
ＤＮＡは書き改めることはできません。
いずれにせもの、流行の言葉で言えばフェイクなのです。

まずはそのことに重く沈殿する諦念を感じます。
こころの奥底、からだの細胞のひとつひとつにまで宿る諦念。

どうすればよいのでしょう。