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何のためにする此の勞働だ。見るためにだ。見るためならばもっと樂な、もっと樂しい道らしい道が、人間にふさわしい道が、靜かな山麓を、下の方の美しい平野を、千萬の看物をならべて走っているではないか。走っている。しかも實に和やかな曲線を描いて走っている。だがお前は此の困難な道の方を選んだ。そしてそれは正しい。なぜならば、手を高閣に束ねて見るだけならば、それは未だ本當に見てはいないのだ。あらゆる現實は、其處に身を以て生きて初めて「見た」と云う事が出來るのだ。お前は見たいと願う。それならば生きねばならない。其處を往く事は、今の場合、とりも直さず生きる事だ。往け!


「百聞は一見にしかず」と言います。
見るにしても、遠く離れたところから見上げても
見たことにはならないのでしょうね。
近くまで苦労をして行き、
手に取るようにして観なければならないのでしょう。
経験、体験すればなおいいことでしょう。

確かに富士山はけっこう離れたところからでも見えます。
あちらこちらに「富士見」という地名があるのが証拠ですね。
そして、それなりに頂上も見えますね。

でも、頂上を遠望するのと、
登り詰めて足下に頂上があるのでは、
計ることができないほどに違います。

身をもって観たと言うためには、
やはりそこまで行かねばならないでしょう。

わたしの来た道も、すでに麓とは言い難い高さになっています。
麓が遠望できるほどに登ってきましたが、
まだ、さらにさらに上がある以上、
ここですら麓なのかも知れません。
まだ観ていないもの、感じていないものが多くあります。

わたしは高いところが大好きです。
目の前に上に続く斜面がある以上、
藪であろうと、岩であろうと、雪であろうと登ります。
ゆっくりではあっても、わたしのペースではあっても。

わたしは頂上を観ずには済ますことができないから。
力及ばず、途中で倒れることがあっても、
それは望むところです。

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休みのたびに山歩きしています。深い森に住むニンフになれるかな。森から森へすべるように歩き回れるそんなニンフがいいな。黒紫が似合い、美しく、森へ入り込んだ人を惑わすようなそんなニンフになりたいって思います。


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